【ぼくのスイッチ】
さてさて、向こうからやって来ますは黄色くて威勢のいい人影。
仕掛けは至極簡単。あの青い目がボクをとらえて、ぱちり。
「なんですかせんぱーい!」
万華鏡写輪眼でかけるよりよっぽど強力なこの幻術。
継続時間なんてそんなもの、知る由もありませんとも。
「(できれば暫く解けないままで)」
なーんてね。
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【もしもの話をしませんか?】
もしも、もしもですよ。
「ボクが写輪眼なんてもってたらどうします」
「ぶっ殺す」
「じゃあ、もしもボクが先輩のこと好きですって言ったら?」
「爆発しろ」
「えぇっ自主的に!?せめて先輩がさせてくださいよっ!それもひとつの愛の形だって甘んじて受け入れますから」
もしもの話がもしもじゃない場合、アンタはどんな顔をするんでしょう。
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【俺のプライドが泣いている!】
「あ、それ新作ですか?かっこいいッスね」
こんな何もわかってない奴のこんなちっぽけな一言で、
「(にやけんじゃねえこの顔め!)」
オイラのプライドは泣いてる。絶対にだ。
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【馬鹿馬鹿しい、実に馬鹿馬鹿しい】
せんぱいなんかにこんな気持ちになるなんて!
(こんなもの棄ててしまったと思っていた)
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【一度落ちてみるとそれはそれで、】
悪くもねぇか、なんて思った自分に反吐が出る!
(素顔も見せねぇあんな奴の一体何を知ってるってんだ)
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【お前が死んだら笑ってやるぜ!】
じゃあボクは泣きましょう。笑って死んでったアンタの代わりに。
(もう泣くことなどないだろうから)
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【最高にタチの悪い冗談】
「先輩すきです」
「おう、オイラもだ」
「え、え!?」
「冗談に決まってんだろバーカ」
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《title by:おやすみパンチ》
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