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短い文7つ(鳶と泥)

【ぼくのスイッチ】

さてさて、向こうからやって来ますは黄色くて威勢のいい人影。
仕掛けは至極簡単。あの青い目がボクをとらえて、ぱちり。

「なんですかせんぱーい!」

万華鏡写輪眼でかけるよりよっぽど強力なこの幻術。
継続時間なんてそんなもの、知る由もありませんとも。

「(できれば暫く解けないままで)」

なーんてね。

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【もしもの話をしませんか?】

もしも、もしもですよ。

「ボクが写輪眼なんてもってたらどうします」
「ぶっ殺す」
「じゃあ、もしもボクが先輩のこと好きですって言ったら?」
「爆発しろ」
「えぇっ自主的に!?せめて先輩がさせてくださいよっ!それもひとつの愛の形だって甘んじて受け入れますから」

もしもの話がもしもじゃない場合、アンタはどんな顔をするんでしょう。

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【俺のプライドが泣いている!】

「あ、それ新作ですか?かっこいいッスね」

こんな何もわかってない奴のこんなちっぽけな一言で、

「(にやけんじゃねえこの顔め!)」

オイラのプライドは泣いてる。絶対にだ。

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【馬鹿馬鹿しい、実に馬鹿馬鹿しい】

せんぱいなんかにこんな気持ちになるなんて!
(こんなもの棄ててしまったと思っていた)

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【一度落ちてみるとそれはそれで、】

悪くもねぇか、なんて思った自分に反吐が出る!
(素顔も見せねぇあんな奴の一体何を知ってるってんだ)

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【お前が死んだら笑ってやるぜ!】

じゃあボクは泣きましょう。笑って死んでったアンタの代わりに。
(もう泣くことなどないだろうから)

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【最高にタチの悪い冗談】

「先輩すきです」
「おう、オイラもだ」
「え、え!?」
「冗談に決まってんだろバーカ」

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《title by:おやすみパンチ》

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